コラムファイル

第112回
「アカン嫁」

■アカン嫁
我が家では、日曜日の午後8時から「爆笑!大日本アカン警察」というテレビ番組を見ている。ダウンタウンが司会を務める番組で、なんかアカン1枚やアカン家族など、様々なアカン事が登場する。

その中でも、一番楽しみにしているのが「アカン嫁」。
ご存知の方も多いかと思うが、コンビニから帰ってきたばかりの夫に向かって、「イカ買ってきて、イカ〜!!」と切れまくったり、自分は家事もせずゴロゴロしながらテレビを見ており、仕事から帰ってきた夫にご飯の支度から後片付け、更にはマッサージまでさせたり…といった、数々の「アカン嫁」が登場する。

そのあまりの酷さに驚いたり、腹を立てたりしながら見ていると、妻も一緒になって「うわ〜!」「これはナイね〜!」などと言っている。
あそこまで酷くはナイにしても、共通する部分が多々あると思うのだが…。
まぁ、場面によっては少々罰が悪そうにしているので、幾分かは自覚があるらしい。

そんなこんなで、冗談で(やや憎しみも込めて)妻を「アカン嫁」と呼んでいたら、
「ママをアカン嫁って言わないで!」と、5歳の長男に怒られた!

少しびっくりしながらも
「あ〜、ゴメンゴメン…。」
と謝る私。

う〜ん、どこまで理解して言っているのだろうか?
息子自身も時折、理不尽な理由で怒られていたりするのだが…。
子供にとって、いくら怒られても母親というのは特別な存在らしい。
ケンカなどしようものなら、全てパパが悪者だ。

微笑ましくもあり、腹立たしくも…。
私としては複雑な心境だが、子供を敵に回しては分が悪すぎる。
もう二度と「アカン嫁」と呼ぶのはやめることにしよう。

子供達の前では…。

(編集部K)

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