Turi@Naviコラム

第17回
「釣針」

「タマちゃん」というあのアザラシの目の近くにハリが掛かっている例の件。

誰かが（狙って）ハリ掛かりさせたものか、それとも切れて落ちていたものがタマタマ掛かっただけなのか。

いずれにせよ、この偶然は極めて少ないケースであることは間違いない。

しかし、である。前者の場合を魚に置き換えてみると、背ビレが触れ合うほど数が多くない限り、目の周辺にハリ掛かりしたという記憶がない。

ということは、相当な群れでアザラシが回遊しているかもしれないのだ。

それにしても、たかが“スレ”で掛かったぐらいで大騒ぎしている日本人は幸せだなぁと思いながら、それ以上に興奮している私は阿呆であると痛感した。

j（旬）